小学生の頃など、利き手と反対で字を書く、
なんていう遊びをしたことはありませんか?
私の周りでは誰が一番うまく書けるかを競ったものです。
利き手と反対で書くのは本当に難しいですよね。
ですが、利き手と反対の手を使うと、
実はいろいろな効能があることをご存知ですか?
たいていの方は右利きだと思うのですが、
特に左手で意識して文字を書いてみると、
右脳が活性化されるというのです。
1.右脳と左脳はどうちがう?
ここで、右脳と左脳の違いについてお話しましょう。
左脳が思考や論理などを司り、文字や言葉などを
認識する働きがあります。
一方右脳は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの
五感を認識するもの。
どちらかというと「クリエイティブ」な働きをするものです。
右脳を鍛えるとどんなメリットがあるのでしょうか。
右脳の特長として、左脳のように論理的に考えることなく、
一瞬のひらめきで処理するということがあります。
ですから、判断力が向上すると言われているのです。
また、教科書など勉強もそうですが、
何かを暗記するときはどのようにしていますか?
たとえば「ねこ」について暗記してみるとしましょう。
「猫」と言語で覚えようとするのが左脳による記憶、
一方、ねこの絵をイメージして覚えるのが右脳による記憶です。
絵の方が記憶に残りやすい気がしませんか?
このように、記憶力を向上させることも可能となるのです。
2.利き手と反対の手を使うだけで、自制心が高まる?
たとえば、ニューサウスウェールズ大学のトーマス・デンソン博士によると、
利き手と反対の手を意識的に使うことによって、怒りの感情をコントロール
しやすくなるのだそうです。
なんでも、自制心を司る脳部位が刺激を受けるのだとか。
すぐに文字を書くのは難しいと思うので、ドアの開閉や物を取るといった
日常的な動作にまずは取り入れてみるのがおすすめ。
慣れてきたら、利き手と反対の手で文字を書いてみてくださいね。
ただし、自制心をコントロールしやすくなるのには、
反対の手を使う期間2週間ほどが必要だそうです。
すぐに効果があるというわけではないので、ご注意ください。
3.左手で書く文字が右脳を活性化させる
右手と左手を同時に利用して文字を書くことで、
右脳を活性化させられるトレーニングをご紹介しましょう。
それは、「鏡文字」とふつうの文字を同時に書くというものです。
右側には普通に見たままの文字を記入しましょう。
そして左側には、それを鏡で見たときのような
反転した文字「鏡文字」を書くのです。
ちなみに、左手で文字をキレイに書くコツはあるのでしょうか。
左手の場合、どうしても線を横に引く場合や曲線などが
書きにくくなってしまいますよね。
そこで、「○△□」をきれいに書けるよう練習するのがおすすめだそうですよ。
いかがでしたか?
左手で文字を書くのは難しいですが、続けていくと、
右脳を活性化させることができますよ。
ぜひ試してみてください。
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